製缶加工とは
鉄の板や角パイプを使用し、切断・曲げ・溶接といった加工によって立体的なフレーム、架台などの製品を仕上げていく製造方法です。
製缶板金加工とも呼ばれ、板金加工に類似したものですが、より複雑な形状の製品を製作できる点において板金加工とは区別されています。
製缶加工品の具体例としては、ダクト・水槽・架台・カバー・筐体・タンク・ブラケット、さらにクレーンや船舶部品など大型のものも挙げられます。
製缶加工用の鉄材
STKR400
- 100x150x12t
- 100x200x12t
- 150x150x12t
- 150x150x6t
- 150x200x12t
- 200x100x9t
- 200x200x12t
製缶加工の工程
- 切断・抜き加工
角パイプ、アングル材を図面の指定寸法にを切断する工程です。 - 曲げ加工・ベンディング
曲げ加工は上下2カ所の金型で金属の板(板金)を折り曲げます。主にプレスブレーキという機械を使用します。 曲げがイプはV曲げ、L曲げ、Z曲げなどがあります。 - 溶接加工
溶接というのは2個以上の部材の接合部を熱で溶かして、つなぎ合わせることです。 製缶加工ではCO2溶接が多いです。 - 穴あけ・タップ加工
マシニングセンタなどの工作機を使用して穴あけや面加工を行います。 製品のサイズによってマシニングのテーブルに乗れない可能性もありますので、工具を使って手動で開けるかレーザーで開けるかのどちらになります。
- 機械加工(マシニング加工)
工作機械を使用して、より精密で複雑な形状の構造物を作り出す工程です。素材表面を削ることで、必要な精度出しを行っていきます。 - 研磨加工
部品の表面に研磨加工を施し、溶接跡などを目立たないようにしたり、研磨によって素材に光沢を出したりする工程です。 - 表面処理加工
製品の表面にめっきや塗装を施します。
製缶加工応用産業
板金加工特徴
板金加工品の設計支援
溶接検定師CWI認定
24時間自動化板金生産
ワンストップ板金加工
材質
- STKR400
- STKR490
- SS41
板厚
- 1.6mm-9mm
表面処理
- 粉体塗装
- スクリーン印刷