ラストステップ:表面処理
表面処理とは、主に防錆や耐摩耗性などの機能を付与し、外観の装飾性を向上させるために、材料の表面に施す追加の処理のことです。
炭素鋼には静電粉体塗装法を採用して、自社の焼付塗装工場で吹き付け作業を実施します。炭素鋼以外のステンレス鋼やアルミ材料にはスプレー洗浄を実施し、汚れを取り除いて清浄化します。
粉体塗装特徴:
- 一回で厚膜塗装:
粉体塗装を一度に40〜150μmの厚さでスプレーできるため、均一な塗装膜が形成されます。溶剤の揮発による表面の欠陥(クレーターやピンホール)がほとんどありません。 - 環境・健康にやさしい塗料 :
粉体塗装は溶剤を含まず、輸送、保管、塗装の際に汚染の問題を引き起こさず、環境保護に対応します。 - 塗料使用率が高く、経済的である:
リサイクル装置を使用して塗装する場合、粉体塗装の利用率は90〜99%に達する可能性があります。最大60%の損失率を持つ従来の液体塗装と比較して、粉体塗装は非常に経済的な塗装です。
BLIKSEN板金加工の応用分野
- 半導体製程製造装置
- 液晶ディスプレイ製造装置(FPD装置)
- 自動光学検査装置
- ソーラー電池、生産関連設備
- 情報通信設備
- 自動化装置
- 製薬機械及び医療関連機器
- 食品機械製造業界
- 医療機器
- プラスチック射出成形機
板金加工について、お問い合わせフォームにて随時にご利用してください。
BLIKSENの表面処理工程の強み
自社用の粉体塗装設備
- 塗料の保証:
各バッチの塗料にて色見本と製品検査報告書が付いています。 その中に、膜厚、塗料状態、保存安定性、硬化条件、表面状態、およびスプレーコーティング、粒径分析、色の判定、光沢度合い、鉛筆硬度、耐衝撃性、ねじれ、接着性、および色差について報告します。 - 塗装の品質保証:
弊社の検査設備はX-Rite色度計、光沢度計、膜厚計、実験室用オーブンがあります。 受け入れの粉体塗料に対する評価、塗装加工品質から完成品検査まで色の違い数値、膜厚、接着、外観と重要なサイズなどの優れた品質管理を行います。 - 米系の大手半導体製造装置メーカーの公式塗装工場:
2018年に、米系の大手半導体製造装置メーカーから粉体塗装正式工場として承認されました。 - 粉体塗装生産ラインが二種類:
- 縦型オーブン:大型ワーク(6000×3500×3000mm、6m×3m)
- 吊るしコンベヤーベルトオーブン:小さなワーク
大手メーカー認定の洗浄作業
世界の大手メーカーに認定された、ステンレス鋼やアルミ材料にも適用可能な洗浄作業。3つの洗浄工程および検査手順により、製品の清浄性を実現します。
多様な表面処理サービスでお客様のニーズに対応
当社では様々な表面処理を承っております。詳細は下表をご参照ください。
材質
表面処理
サス | ステンレス鋼
粉体塗装
電解研磨
サンドブラスト
溶射処理
ディスクグラインダー研磨
ヘアーライン仕上げ
ペーパー仕上げ
スプレー洗浄
鋼鉄 | 炭素鋼
粉体塗装
液体塗装
亜鉛メッキクロメート処理(ユニクロ)
亜鉛メッキ・黄色クロメート
亜鉛メッキ・黒色クロメート
ニッケルメッキ
無電解ニッケルメッキ
黒染加工処理
溶融亜鉛メッキ
硬質クロムメッキ
液体塗装
電着塗裝(ED)
アルミ材料
ディスクグラインダー研磨
アルマイト
溶射処理
無電解メッキ
不動態化処理(パッシベーション)
スプレー洗浄
銅
銀メッキ
金メッキ
無電解ニッケル
サンドブラスト
材質
鉄系|鋼板
表面処理
粉体塗装
亜鉛メッキクロメート処理(ユニクロ)
亜鉛メッキ・黄色クロメート
亜鉛メッキ・黒色クロメート
ニッケルメッキ
無電解ニッケルメッキ
黒染加工処理
溶融亜鉛メッキ
硬質クロムメッキ
液体塗装
電着塗裝(ED)
材質
アルミ
表面処理
ディスクグラインダー研磨
アルマイト
溶射処理
無電解メッキ
不動態化処理(パッシベーション)
材質
銅
表面処理
銀メッキ
金メッキ
無電解ニッケル
サンドブラスト